役に立たない小技集

あまりにも小さすぎて、あえて人には言わないような小技です。

エンジンサイドカバーなどのボルトの順番が分からなくなった場合

エンジンのサイドカバーなど、長さの違う複数のボルトで固定されているパーツを分解後、取り付ける時になってどこにどのボルトが入っていたのか分からなくなった場合の対処法です。

まず、基本的に長さ・径・ピッチ・材質が同じであれば、別な場所のボルトを使用しても問題ありません。よって、これらが同じ場合は順番や元の位置を意識せずに使用して問題ありません。逆に、これら(特に径や材質)が違う場合はそれなりの理由があるので、きちんと確認しませう。

よくあるパターンなのが「長さだけが違う」という場合です。
こういう場合は、まず実際にそのネジを突き込んでみます (回さないでただ差し込む)。すると、以下のように「短すぎる」「ちょうどいい(本来みんなこの深さに刺さる)」「飛び出しすぎ」の3パターンになります。

エンジンカバーなどのパーツの場合、この付き込んだ状態から締め込んだ状態までの長さは、どのボルトも一定になるように設計されています。
このルールを知っていれば、適当にボルトを突き刺していって、全部が同じ長さだけ飛び出している状態になるようにすれば、元の配置に戻すことが出来るというわけです。
逆に、この突き出しの長さ(締めしろ)が違うまま本締めしてしまうと、締め込み不足による脱落、ネジが長すぎることによる本体側の破損(突き抜けや割れ)を引き起こしてしまいますので注意!!

場所を探り当てたら、きちんと星形順で本締めにかかりましょう!

プラグを締めすぎて折った場合の対処法

プラグの締め付けは、新品で1/2~1/4、再利用品で1/8となっています(手元のプラグの箱より抜粋)。
ガソリンが爆発するという高い圧力がかかる場所なだけに、きっちり締めたい気持ちは分かりますが、指定以上の締め付けは危険です。
その為に金属のガスケットがついているのですから心配無用なのです。
プラグ自体は非常に柔らかい素材で出来ていますので、これをねじ切るのはいとも簡単。
ぐいぐいと締めていくうち、ニュルっという嫌な手応えを感じたら、もうアウトです。

かくいう私も一度ねじ切りました。ぼーっとしていて、エンジンボルトの締め付けと同じ感覚でグイ!と。
結果、プラグのねじ部分がヘッドに残り、プラグ本体(ガイシなど)がコロリと足元に。
頭の中真っ白になりました。

幸運な事にエンジン内部に部品が落ちませんでしたので、おもむろに大きめのマイナスドライバーを取り出し、プラグ穴の中のねじ部分の筒に押し当てて左回し。
しばらく格闘するとくるくる回って取れました。

この技の注意点は、
1.エンジン内部に部品が脱落していないことが最低条件。
2.ドライバーを押し当てて回す時に金属くずを出さないように注意する。
といったところでしょうか。

本来はヘッドを取って燃焼室内を確認しなければならないレベルのトラブルである、という事は肝に銘じておきましょう。

何はともあれ、プラグの締め付け過ぎには注意!

ガソリンタンクのステッカーのはがし方

使うのはドライヤーのみです。
しばらくガーガーとステッカーに温風を当てます。しばらくすると熱で柔らかくなります。
そこで端から剥がします。一気には無理です。少しずつ暖めながら剥がしていきます。思ったより力がいります。

ちなみに、剥がしたステッカーは熱変形して再利用は無理です。

 

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